一般的な OBP コマンド


boot
 boot コマンドは、OBP から OS を起動させる為のコマンドです。
 構文形式は、以下の通りです。
 ok boot [device] [option flag]
 オプションを付与しない場合、boot-device に指定したデバイスから
 マルチユーザモード(ランレベル:3)で起動されます。以下は、オプションの説明です。

 -r ・・・ デバイス再構成 boot が行われます。デバイスを追加で接続した後に使用します。
 -s ・・・ シングルユーザモードで起動されます。
 -a ・・・ 対話形式で boot が行われます。
 -v ・・・ コンソールに詳細な message を出力しながら、boot が行われます。

printenv
 printenv コマンドは、NVRAM パラメータの設定値を表示させるコマンドで、
 現在の設定値と default 値が共に表示されます。
 default では全 NVRAM パラメータが表示されますが、引数に指定する事で
 特定のパラメータのみを表示させる事も可能です。

setenv
 setenv コマンドは、NVRAM パラメータに割り当てられている現在の設定値を
 新たな値に変更する事ができるコマンドです。
 尚、パラメータの変更後は reset を行って下さい。
 以下は、local-mac-address? 変数を "true" 変更する例です。

 ok setenv local-mac-address? true
 ok reset-all

reset-all
 reset-all コマンドは、バッファをクリアしシステムの reset を行うコマンドです。
 auto-boot? が "true" の時は reboot が行われ、"false" では reset後に
 再度 ok プロンプトが表示されます。

probe-scsi-all
 probe-scsi-all コマンドは、全ての SCSI バス上のデバイスを表示する事ができます。
 実行前にシステムを reset する必要がありますのでご注意下さい。
 (auto-boot? 変数を "false" にする必要があります。)