ボーズ、小さくなったノイズキャンセリングヘッドフォン「QuietComfort 3」

ボーズはノイズキャンセリングヘッドフォン「QuietComfort 3」を発売する。オンイヤータイプとして小型化を進めながらも、定評あるノイズキャンセル能力はそのままに。QuietComfort 3 ボーズは8月25日、ノイズキャンセリングヘッドフォン「QuietComfort 3」を10月2日より販売開始すると発表した。同社直営店ならびに直販サイト「ボーズ・エクスポート・インク」でのみ販売され、価格は4万7250円。 etcのQuietComfort 3(以下 QC3)は、同社が販売するノイズキャンセリングヘッドフォン「QuietComfort 2」(以下 QC2)と同等のノイズキャンセル能力を持ちながらも、より小型化を進めたモデル。 QC2は耳全体を覆う密閉型だったが、新製品はこれを小型のオンイヤー型に変更。重量も170グラムから150グラムに軽量化した。小型軽量化を進めながらも、「消音性能」「音質」「利用時の快適性」という3要素のバランスは同様に保たれているという。 従来は低音域のみに適用されてきた、逆位相音波によるアクティブ・ノイズキャンセリングの範囲を中高域までに拡大。また、イヤーパッドの材質をより耳にフィットする形状記憶素材とすることで、密閉型に比べて構造的に外部からのノイズが侵入しやすいオンイヤー型ながらも、CQ2と同等のノイズキャンセリング能力を実現した。 ドライバーユニットはQC2と同じく35ミリ径。側面に設けられたポートによって内部の空気質量をコントロールする「TriPortテクノロジー」を備えるほか、イヤーパッド自体がエンクロージャーとしての役目も果たすため、小型ヘッドフォンとは思えないほどの低音を再現するという。ハウジングはかなり小型化された。右ハウジングには電源スイッチが用意される(左)、左ハウジングには3.5ミリステレオミニプラグ入力形状記憶素材を利用したイヤーパッド。硬すぎず柔らかすぎず、耳へ自然となじむ(左)、バッテリーは右ハウジング上側面にセットする(右) 小型化のため電子回路そのものを見直されたほか、電源もCQ2の単四形乾電池から専用の小型バッテリーに変更された。バッテリーの脱着可能で、駆動時間は約20時間。パッケージには小型のキャリングケースと航空機内で利用する二またプラグなどが付属する。なお、QC3とQC2は併売される。